パリアーニ 伝統の一世紀
革新の100年
はじまり
パリアーニ馬具店の長い歴史は、1903年、ミラノ大聖堂からほど近いヴィットリオ・エマヌエーレ通りに「Mode Pariani, Biancheria Confezionata su misura, camicie, cravatte e guanti」という店があったことから始まります。Articoli inglesi”（パリアーニ・ファッション、仕立て服、シャツ、ネクタイ、手袋-英国製品）。”Englis articles “とは、イギリスから輸入した鞍や馬具のことである。
転機
パリアーニでは、革手袋を製造する熟練した職人が働いており、その品質の高さから、創業者のアドルフォ・パリアーニに、なぜイギリスから馬具を買うのではなく、自分たちで作らないのかと尋ねる顧客も出てくるようになる。同じ頃、フェデリコ・カプリッリは、革新的な乗馬法の開発に取り組んでいた。
THE SPARK
パリアーニは独自のものを作るためのアドバイスを求め、カプリッリは馬の自然な動きを妨げないような馬術スタイルのコンセプトを実現するための鞍を必要としていました。こうして魔法がかかり、「ピネロロ」モデルが誕生したのです。
革新的なサドル
ピネロロのサドルは非常に革新的で、その特徴はすぐに世界中で研究され、模倣された。鞍の名前は、有名な騎兵学校の本部があったピエモンテの田舎町に由来しています。パリアーニは、世界で初めてスプリングツリーを開発し、使用した馬具メーカーである。現在でもパリアーニの鞍の基本構成要素であるトレは、ひとつひとつがハンドメイドで、入念にチェックされています。
偉人たち
カプリリの哲学を世界中に広めた騎兵将校たち、ジョージ・パットン、ロナルド・レーガン、エリザベス2世などの著名人、そしてディンツェオ兄弟やグラツィアーノ・マンチネッリなど、イタリア国内外の著名な騎手たちです。
勝者のサドル
パリアーニサドルは長年にわたって経験を積み重ね、イタリア人選手（そして他の多くの国の選手）が獲得したすべてのオリンピックメダルは、パリアーニサドルの助けを借りて達成されたものです。1937年にはアントニオ・ギティエレスが標高2,44mのフェンスを飛び越え、高所馬術の世界記録を樹立したのも、常にパリアーニの鞍を使用してのことでした。また、競馬の歴史においても、パリアーニの鞍が重要な役割を果たした企業が数多く存在する。ニアコ、リボ、モルベドなどの馬は、パリアーニの鞍を背負ってレコード勝ちを達成し、伝説となりました。
物語は続く...
120年近い歴史を持つパリアーニ・ムティネリ一族を筆頭に、パリアーニは100年以上の伝統に忠実に、研究、調査、顧客一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメイドのソリューションに取り組んでいます。そのため、パリアーニはプロのライダーたちの専門知識を頼りに、いち早くそのサドルをテストしています。現在、パリアーニはイタリアで唯一の、そして世界でも数少ない、ミラノの工房ですべてのサドルをハンドメイドで製造しているサドルメーカーです。